イーヴォ・ポゴレリッチ　ピアノ・リサイタルを聴いてきました : 日記のような写真を２

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イーヴォ・ポゴレリッチ　ピアノ・リサイタルを聴いてきました

今夜は写真ネタではなく、クラシック音楽のお話

ポゴレリッチはもっとも聴きたかったピアニストのひとり
やっと念願かなって聴くことができました

鮮烈なデビューからメジャーシーンに登りつめた後
愛する人を失くし、その後暗い海の底に沈んだ男

その後どう復活したのかは知る由も無いが
リサイタルの回数を見るかぎり復調なったと思われる

さて、心を無にして彼の演奏を待つ

一曲目はモーツァルトのアダージョ
若さ故の奇をてらった行動は完全に鳴りを潜め
静かにピアノに向かう姿は、荘厳な佇まいすら感じる

モーツァルトはコケテッシュに聴かせ
モノクロームのイメージであるリストでは、エレガントなカラーを演じ
シューマンの強音でも一音一音クリアで乱れることは一切ない

ピアノに向かう姿は一切のオーバーアクションが無く
完璧な精神力にコントロールされた60歳の男がそこに存在した

深く感銘した一夜でありました

by aitoyuuki13 | 2018-12-08 22:32 | 音楽 | Comments(14)

Commented by mlainsaa831611

at 2018-12-09 00:16

こんばんは～(^^)
ポゴレリッチですか・・・すごく懐かしいです。
まだ学生だった頃、彼の初来日公演を聞きに行ったことを思いだしました(歳がバレる～）
当時はクラシックなのに革のパンツをはいて、突っ張った感じのピアニストでしたよね。
最近はゆっくりと音楽を聴くことが少なくなってしまいました。
たまにはクラシック、良いですよね～

Commented by surgeon24hrs at 2018-12-09 05:21

こんにちは。

素晴らしいコンサートだったようで、よかったですね。
彼は出てきた頃しか知らないのですが、途中でそんな人生の紆余曲折があったとは、知りませんでした。
もう60歳ですか。

Commented by TAKA at 2018-12-09 07:46

あ、いいなぁ！
音色はいかがでしたか♪
(^_^)v

Commented by j-garden-hirasato

at 2018-12-09 08:03

クラシック、
よく聴いてはいるのですが、
コンサートに出かけたことはないですね。
文化水準が低いなあ。
悲しい…。

Commented by mahoroba-diary

at 2018-12-09 11:27

こんにちは。
私も昨晩聴いてきました。
言葉にならない大きな想いに押しつぶされそうになりました。
文章にするのは難しいのですが、後日自分のブログにまとめようと思っています。あのポゴレリチが60歳、感慨深いですね。

Commented by roseyrosey

at 2018-12-09 16:32

ポゴレリチが60歳！！！確かに自分の年齢を考えれば
当たり前ですが、あの若い頃のイメージが強すぎて
想像ができません。きっと紆余曲折の人生を経ての演奏は
若い頃とは違った意味で魂を揺さぶる演奏だったのではと。
彼のリストが聴きたいです。

Commented by aitoyuuki13

at 2018-12-09 19:33

mlainsaaさん、こんばんは

歳、ほぼ同年代と思います
私も大学生でした

初めてポゴレリッチを聴いたのは17年前だと思いますが
チャイコフスキーのコンチェルトでした
ピアノの音色に引かれ、ほかのＣＤを聴くうちに嵌っていきました

ショパンコンクールの映像はyoutubeで最近みましたが
かなり尖ってますね、でも感動物の演奏と感じました

Commented by aitoyuuki13

at 2018-12-09 19:40

surgeonさん、こんにちは

たいへん心に染み入る演奏でした
雰囲気作りもしているのかもしれませんが
荘厳な雰囲気の中、ピアノが響き渡っていました
最後のお辞儀も、もっとも丁寧かつ、心がこもった挨拶でした

ちょっとした横着は最後に
椅子を脚でどけたことくらいかな
他の公演でもやったようです＾＾；